公演企画 オフィス・ワンダーランド+平石耕一事務所+シアターX 提携公演
2003年5月21日(水)〜25日(日)

三劇作家による『戦争と日本人』 


「演歌師・添田唖蝉坊の或る日々」 津上忠

「柱の疵」 平石耕一

「明日咲く」 さいふうめい


■紹介

 前進座の重鎮、津上忠を筆頭に、平石耕一、さいふうめいの3人の劇作家が各々1作品を書下ろし、
同一のセット、演出家、スタッフ、キャストを起用し、1作品45分程度のものを3本立てで上演する。
津上忠が「日露戦争」、平石耕一が「戦中・関東大震災」、さいふうめいが「第二次世界大戦」を背景に、
『日本人と戦争』というテーマの下、狂乱の時代を力強く生き抜いた日本人を描く。

■現代において〈戦争と日本人〉を描く意義

 二〇世紀は戦争の世紀だった。日本人は二十一世紀を、平和の世紀にしたいと願っている。
ところが、我が国は、今、政治、経済、文化、ともに自信を無くしつつある。
日本は、第二次世界大戦後、明治維新以来の近代政策を転換し、
アメリカと歩調を合わせることで、急速な発展を遂げた。
今、日本人はその方針が正しかったのか、迷い始めている。
今、我が国はどういう舵取りを欲しているのだろうか。
日本及び日本人のアイデンティティを問い直す時期に来ていると言えないだろうか。
二〇世紀を「戦争の世紀」を考えたとき、〈戦争と日本人〉という切り口で検証することは、
現代的な課題であると考える。

■スタッフ

出演 鴨川てんし 
披岸喜美子
浦山迅
山村勇人
竹本りえ
青山恵子
みやざこ夏穂
丸山貴子
高見貞則
ささいけい子
狩野謙
屋良学
渡部宣明
渡部将之
他  
演出 山本健翔
演出助手 大野大助 
舞台美術 鈴木幸子 
音効 中嶋直勝
舞台監督 松本仁志
制作 吉田真由子
哲akiko子 
鈴木幸子