オワンダーランド・ラボ 第1回公演 2003.2.11.(THU)〜16.(SUN) 中野・劇場MOMO

「賭博師・梟(Fukuroh)」 


さい ふうめい作


紹介

 オフィス・ワンダーランドの座付き作家さいふうめい渾身のピカレスク・ロマン。
さいふうめいは現在「少年マガジン」誌の人気漫画「勝負師伝説・哲也」の原案を担当しています。
雀聖・阿佐田哲也の若き無頼の時代を描いた作品で、大学生を始め多くの若者の支持を集めています。

  本作品は同じ勝負師物。時代も「哲也」と同じ敗戦直後。
さいの最も得意とする分野で、本人も「哲也と双璧をなす作品。
『ディア・ハンター』に負けないスリリングなギャンブル物ができあがった。
間違いなく私の最高傑作」とコメントしております。

『ワンダーランド・ラボ』は次世代を担う若い才能と
出会い育成するという目的で始めた実験公演です。

150名を超えるオーディション、ワークショップの中から選ばれたキャスト、
若手新鋭のスタッフを起用し、さいふうめいが産み出した
珠玉の作品「賭博師・梟」の’98、’99に引き続きの、 再々上演となります。

演出には、演出者協会事務局長として、幅広く活躍する和田喜夫を迎えます。
若い才能の競演が、 さいふうめいの骨太の世界をどのように料理するのか、
大いに期待がかかります。

さらに詳しい内容を知りたい方は
「賭博師 梟」 official community siteも参照してください

ストーリー

舞台は函館にある賭場「五稜郭」。

館中の腕っこきが集まって命を削る闘いを繰り広げている。
そこに現れたアイヌ出身の天才賭博師・フクロウ。
敗戦で国家に裏切られ、人生の指針を失った男たちは、自らの全てを賭けて卓に向かった。
種目は「ギャンブルの終着駅」と呼ばれる「ホンビキ」。

失うものは何もない男たちがそこで得たものは――。

彼らが命を賭けて守った約束は――。

スタッフ

演出 和田 喜夫 

照明 野中千絵(RYU CONNECTION)

音響 松本 昭  

舞台美術  辻川永子  

舞台監督  松本仁志